Windows8.1 から Cisco AnyConnectを使う

Windows 8 上で Cisco VPN Client を使っていたのだけれど、うっかり Windows 8.1 にアップデートしたら、VPNクライアントがにっちもさっちも動かなくなった。Windows 8,8.1には、OS標準のVPN接続機能もついているのだけれど、それを試してもNG。なにより困ったのは、Cisco VPN Client を新しいバージョンに差し替えようとアンインストールしてもアンインストールが上手くいかず、新しいバージョンの上書きインストールもままならない。デバイスマネージャのネットワークアダプタの Deterministic Network Enhancer Miniport には、!マークのアイコンが表示され、デバイスが動作していないんだけど、ドライバは抜けない。さんざん苦闘して半年くらい経ってしまった。

ところが、64bit OSなら、Cisco VPN Client よりも Cisco Any Connect がいいらしい、と聞き、もしかしたら?と思って試行錯誤したら、半年ぶりに VPN が復活!!忘れないようにメモを残しておく。

VPN Client をできるところまで手動で削除する

まずは、ここを参照して、できるところまで VPNクライアントを消す。僕の場合、書かれていることを全部やっても、クリーンな状態には戻せなかったけど。

デバイスドライバの状態を回復させる

次にWindows 8から8.1に変えた時に死んだまま抜けなくなったVPNのデバイスドライバの状態をどうにか回復させる。これは、健康なマシンをお使いの方は不要な手順だと思う。少々乱暴だけど、
c:/Program Files/Common Files/Deterministic Networks
のフォルダを抹殺する。そんで再起動。マシンが再起動したら、denuupdate64.msiなるものを使って、消したフォルダを新しいファイルで刷新させる。もう一回再起動させたら、どうにか、デバイスマネージャ上のエラーアイコンは消えた。

Cisco AnyConnect をインストール

これは特に問題ない。インストーラを実行するだけ。しかしながら、動かす前にレジストリの修正とサービス設定の変更が必要だった。

レジストリの修正

Win + R キーで、『ファイル名を指定して実行』ウインドウを表示して『regedit』として、レジストリエディタを起動。そこで、
/HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Services/vpnva
のエントリを探す。そこで、DisplayName項目の値を、
"@oem42.inf,%vpnva_Desc%;Cisco AnyConnect VPN Virtual Miniport Adapter for Windows x64"
から
"Cisco AnyConnect VPN Virtual Miniport Adapter for Windows x64"
に変更する。元の値は人によって異なるかもしれないけれど、とにかく";"までを消して、Cisco…だけにすればよい。

サービスの設定変更

Windows8.1のデスクトップ左下のWindowsマーク上で右クリックし、コンピュータの管理 > サービスとアプリケーション > サービス > Cisco AnyConnect VPN Agent を選択。『ログオン』タブの『デスクトップとの対話をサービスに許可』にチェックを入れる。そしたらOKでダイアログを閉じて、『Cisco AnyConnect VPN Agent』サービスを再起動させる。

管理者として実行する

あとは Cisco AnyConnectを『管理者として実行』する。これでOK。ようやくVPN環境が復活した。









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